「きりや行政書士事務所」を開業しました

このたび、令和5年4月から「きりや行政書士事務所」を開業いたしました。

私共「きりや」は天保8年創業以来、時代に合わせて事業内容の変更を繰り返し、これまでに油屋・小間物屋、(天保~明治)、南洋貿易(大正~昭和)、食料品店(昭和~令和)を営んで参りました。今日まで長きに亘りご愛顧いただき、心より御礼申し上げます。

 

今後は、急速なIT化、人手不足、孤独社会などに対応するため事務手続きを中心としたサービスを提供して参ります。今後とも末永くよろしくお願いいたします。 きりや店主(8代目)


邦枝完二著「東京一代女」

小間物屋時代のきりやが出てくる小説です。当時(約100年前)は柳橋まで移動して芸者さんに鬢付け油を売っていたようです。現在では手に入りにくい書籍ですが国立国会図書館のデジタルセレクションで閲覧することが可能です。

 

尚、きりやの創業は天保8年(1837年)としており、創業者は慶應4年(1868年)に亡くなっています。実家の油屋から兄弟で暖簾分けしたと伝わっていますが、神田佐久間町界隈では江戸時代に何度も大火事が発生しており、特に文政の大火(文政12年=1829年)、甲午火事(天保5年=1834年)を乗り越えて創業したものと推定されています。

きりや行政書士事務所
邦枝完二著 東京一代女

先々代記事(6代目)

(インターネットで公開されている先々代の記事をご紹介します)

特集 関東大震災から学ぶ

俺に任せろ!その気持ち一つで・・・

消火活動に参加した父から学んだこと

佐久間町二丁目在住(大正6年生れ)

  我が家は「桐屋」という小間物屋を商っており、花柳界などへ出入りしていた漆塗りの箱車は邦枝完二の小説にも登場したほどです。店は繁盛しており、町にも活気がありました。
 私が大震災に遭ったのは6歳の時でした。家族はそろってすぐに上野へ避難しました。高台だからでしょうね。1週間くらいそこで過ごしたと思います。父(三九郎さん)は、番頭さんと一緒に店が心配だといって先に戻ったのです。そこに待ち受けていたのが、火災でした。父はもちろん血気盛んな働き人達が「俺にまかせろ!」という気持ちで必死に消火活動に参加したそうです。たまたま我が家には商売柄。和装の染み抜きとしてベンジンを扱っておりました。実はそのベンジンでポンプ車を動かし消火活動ができたと聞いています。必死な時はお互いさま。そのチームワークの良さはきっと神田随一ではないでしょうか。また、さまざまな偶然が消火活動を助けてくれたようにも思います。特に米蔵が防火壁の役割を果たし、食料を東京中の人達に配給することができたことは何よりも嬉しいことです。また、焼け出された人達をしばらくの間お世話したので、感謝の言葉をいただくこともずいぶんありました。私達佐久間町の住民達は、震災での偉業を大変誇りに思っています。なにしろ困っている人がいたら体が動いちゃう、ですからね。これが神田っ子なんですよ。今でもその魂は生きています。
 とかく近所付合いや地域のお祭りなど疎遠になりがちな現代ですが、神田祭をはじめ、町ぐるみで子供達に地域への参加意欲を育んでいくことが大切ですね。次代をになう若者達にも、大震災での我が町の活動が語り継がれることを願っています。

 

(KANDAアーカイブ ルネッサンス 58号 (2001.07.25) P.4)

きりや行政書士事務所

「地域情報掲示板」を設置しました

私共自営業者の最大の強みは、一つの地域に特化したことによる情報蓄積であります。当店におきましては、江戸時代から同じ町内で細々と続けてきたこともあり、定点観測から得られた情報を「ミニ情報ステーション」として余すことなくお客様にお伝えしていきたいと考えます。そこで、店内に小さな掲示板を設置し、イベントや近隣施設などをご紹介しています。その他、ご要望に応じてウン十年前の昔話やお近くの事業者(歯医者さん、時計屋さん、広告店など)をご紹介することも可能です。個人情報を含む内容もございますので慎重な配慮が求められますが、三方よしになれば本望でございます。

次は、カレー屋はじめました!

突然ですが、独断と偏見で臨時でカレー屋をやってみることにしました!

①サラリーマン相手であればやはりカレー、ラーメン、牛丼の三択(偏見)
②ラーメンはテイクアウトが難しく、カレーか牛丼の2択であればカレーが食べたい(独断)

背景としては、おにぎり担当者が月に数回休むことがあり、その日はパン等が品切れになってしまうと同時に厨房設備がもったいないので、代打で何か作ってしまおうという趣旨です。

 

まず知り合いのお米屋さんに相談したところ、あきたこまちが選定されました。サイズは女性客が多いのでミニカレー。某三田の大学のカップカレーより少し大きめの容器をシモジマ(浅草橋)で調達。さらにお肉屋さん、その他仕入れ先を回って、なんとか完成しました。

 

ごはん固めでドロっとしたルーのミニカレー。税込¥298(仮)でございます。

ミニでは足りない方のために通常サイズ(¥500)もご用意しております。


おにぎり&豚汁はじめました(15年ぶり!)

実は以前、きりやにはおにぎり作りの名人が勤めていて、サンドウィッチと並ぶ看板メニューとして好評を博していました。ただ、名人のおばあさんは怪我と高齢により引退し、おにぎり作りの後継者がいないまま約15年が経過していました。

その間、地元のお客様には復活を待ち望む声が多々あり(「やっぱり手作りのおにぎりが食べたい」、「作ってくれないと困る!」など)、このたび一念発起して、リヴァイバルすることにしました!

 

まず始めに、かつての名人、おばあさんから作り方を教わり、次に倉庫の奥底で眠っていたおにぎりの木枠などの道具を発掘し、ピッカピカに磨き上げて使っています。さらに築地の仕入れ先にも再会し、名人も後継者が出来て嬉しそうでした。

 

と言っても、大量生産は出来ないので、特に宣伝もせずこっそり作って売っています。古くからのお客様には喜んでいただいているご様子なので、このままマイペースで細々と続ける予定です。

ちなみに、豚汁は寒いので、独断と偏見ではじめました。これもおいしいです(冬季のみ)。

 

おにぎり一個108円(税込) 鮭、たらこ、梅、昆布、おかかの5種類(あきたこまち使用)

豚汁 大150円(税込) 小100円(税込)(全て国産野菜使用)


野菜足りてる?

かぼちゃ、大根、さつまいも、コールスロー、マカロニ、ボテト、中華サラダなど日替わりで展開しております。

税込100円で毎日の健康を維持していただければ本望です。


おいしいお茶を売り続けてウン十年・・・

六代目の時代からお世話になっている静岡県のお茶メーカー「カクト製茶」のご紹介です。このお茶を地味に売り続けてウン十年・・・。遠方からお求めに来られるコアなファンがいる当店のベストセラー商品です。ただし、店内の最もわかりづらい所に陳列しているので、どこにあるか探してみてください!


今度はコーヒーはじめました

「パンと一緒にコーヒーを買いたい!ぜひコーヒーを!」というお客様のご要望にお応えして、本格エスプレッソマシンを導入し、一杯取りのコーヒーをはじめました。価格はズバリ税込100円でございます。都会のど真ん中でほっと一息いかがでしょうか。

100円コーヒー
大々的に宣伝しました。もはや外から店内が見えない状態になりました(笑)
エスプレッソマシン
検討の結果、デロンギ社製のマシンを採用しました。

中華まんはじめました

ラインナップは、あんまん、肉まん、ピザまんの3種類。あとは今から考えます!

今なら10円引きセール中
今なら10円引きセール中

パンの耳は差し上げます

私共の店では毎日サンドウィッチを作るので、パンの耳が大量に余ります。これを毎日先着2名様に差し上げていますが、そのまま食べるも良し、ラスクにしても良し、お子さんのおやつにいかがでしょうか?

時々もらい手がいないことがあるので、Web上でもお知らせしておきます。見つけた方はご遠慮なさらずお持ちください♪

パンの耳差し上げます。
パンの耳はいかが??

雨の日はカサを差す

当店の並びに宿泊施設が増えたので、カサの販売を始めました。

店内では折り畳み傘も販売しております。